沿革
マタギの里 熊牧場 平成元年(1989年)~
くまくま園のある奥阿仁地区は阿仁マタギで有名な地域であり、マタギにとってクマは山の神様から授かる特別な動物でした。
はじめは秋田県内で親ぐまが有害駆除され、残された子ぐまを飼育していました。
平成元年の建設当時には全国から親ぐまをなくした子ぐま受け入れていました。
現在園にいるクマは、園内で繁殖したクマがほとんどです。
北秋田市くまくま園 平成26年(2014年)~
2012年秋田八幡平クマ牧場が事故が起きたことで閉鎖、この事故は全国に知られ、多くの人が心を痛めていました。
施設閉鎖により、秋田県が主導してクマの受け入れ先を探していた中で北秋田市と秋田県が協議を行い、秋田県の出資で新しい施設を建設し北秋田市でクマを引き受ける事となりました。
新たなヒグマ舎は2014年に完成、そこに八幡平クマ牧場のクマを迎えてくまくま園としてリニューアルしました。
くまくま園とは
命の森、学ぶ森
くまくま園は、山に生かされ、クマと共存してきた「マタギ」文化を育む森吉山の豊かな自然の中で、クマとのふれあいを通して「ここだけ」の体験を提供するとともに、クマとの共存で造られてきた豊かな森や集落での楽しいエコツーリズム、環境学習、資料展示、「クマとヒトの共存」を目指す総合的な研究などを実践する場です。
訪れる人々に「生命の尊さ、大切さ」を感じていただき、自然と人と動物(クマ)をつなぐ場であることを目指しています。